昨日9日、憲法メディアフォーラム開設4周年記念シンポジウム 自衛隊・米軍報道を斬る~マスメディアは事実を伝えているのか~ に行きました。会場の「東京しごとセンター」(飯田橋)は以前、シニアワークと呼ばれていた施設です。
最初に半田滋さん(東京新聞記者)が、ソマリア沖への自衛隊派遣について報告。続いて松元剛さん(琉球新報記者)が、沖縄の米軍、自衛隊について報告しました。
中間の休憩前に、朝霞駐屯地にある自衛隊広報センターについてリポートしたビデオを上映。
後半は、「悩める自衛隊」などの著作のあるジャーナリストの三宅勝久さんを交えたパネルディスカッションでした。
ソマリア沖で「さざなみ」「さみだれ」が護衛している日本の船舶は1日平均2.9隻ぐらい。当初の10隻ほどは必要があるだろうという予想を下回っているそうです。世界的な不況で、自動車運搬船などの需要が落ちているので、ソマリア沖(アデン湾)を通過して、スエズ運河にむかう船の数が減っている。また、船の需要がひっ迫していないので、喜望峰を回るルートを経済速度で通行しても差支えない場合もあるそうです。スエズ運河の通航料が2000万円ぐらいかかるのだそうで、起源に余裕ができれば、遠回りのコースを選んでも、燃油代がペイする。
日本の船舶を保護する名目ですが、外国船籍の船が便乗することもあるらしい。などなど、実態は日本国内の議論とは大きくかけ離れているそうですが、東京新聞、中日新聞以外は、どこも報じないと半田さんは語っていました。
機関紙5月号に詳しく記事を書く予定です。