日本の針路、自衛隊はどこへ向かうのか
近代史研究者とジャーナリストが斬り込む
総選挙の最中12・8集会
オバマ再選、中国・習近平体制登場、そして日本は解散・総選挙・・・そんな混沌とした最中のJCJ12・8集会。
気鋭のジャーナリスト半田滋氏(東京新聞論説兼編集委員)の生々しい報告「自衛隊はどこへ向かうのか」と、歴史研究者・明治大学教授の山田朗氏による「近代日本の戦争と領土問題」分析―まさに、日本の針路、外交、安全保障政策を考えるうえで、極めて重要なテーマである。
尖閣諸島をめぐる中国との軋轢をはじめ、竹島 や北方領土問題をどう考えるべきか。”目には目を、歯には歯を”では問題は決して解決しない。石原慎太郎・前都知事や安倍晋三・自民党総裁らタカ派の挑発路線は危険極まりない。
集団的自衛権の容認、日米共同作戦、憲法改悪へと必然的に誘導する。それに伴い、軍事・外交・公安や公共の秩序維持を盾に「秘密保全法」制定も日程にのぼることだろう。
半田氏は、ペルシャ湾での日米合同演習やソマリア・ジプチ自衛隊基地の同行取材などを通じ、自衛隊がすでに「自衛」をはるかに超えた地点まで展開しつつあることをレポートしてくれる。さらに自衛隊はどこへ向かうのか?と。
山田朗氏は、日清・日露戦争以降の近代日本の侵略政策とその破綻の経緯と現代はどう繋がっているか、を歴史の文脈の中で解明する。
総選挙での各党の外交・安全保障政策の適否を見極めるうえでも貴重な機会となるだろう。
12月8日(土)18時~20時30分。東京駿河台・明治大学リバティタワー2階2021教室で。
(阿部 裕)