07年7月号の記事から。後から紹介しても運動にならないし、全文を掲載する必要があると判断しました。
参院選立候補者に「九条」を問う
2007参院選憲法9条アンケート実行委員会の行ったアンケート結果が、平和に生きる権利の確立をめざす懇談会(平権懇)の
○へいけんこんブログ
http://heikenkon.cocolog-nifty.com/blog/
に発表されている。
7月3日から10日に、今度の参院選挙の立候補予定者354人に「日本国憲法第9条を改正して、自衛隊を国防軍として認知し、集団的自衛権を行使できるようにすること」に対して1賛成、2反対、3どちらともいえない、という選択肢で回答を求めたもので、回答率は43.5%だった。
結果は自民党83人中回答が6人(賛成4)で公明党は13人中2(反対2)。民主党が81人中32人回答(反対28)、国民新党23人中7人(反対6)に対し、共産、社民、女性党、9条ネットは非常に高い割合で9条改憲に反対の意思表明をしている。
国会内の改憲の声は高いものの選挙では語らない「内弁慶」な改憲潮流が伺える。
同アンケートは、「重大かつ微妙な問題に3択では答えようがない、という方もおありかと思います。そのために、ご回答とともにご主張・政策を公開されているHP等のアドレスをご紹介することにしました」と設問し、立候補予定者のウェブサイトをクリックすれば開ける形で、掲載した集計結果を発表した。
改憲とりわけ九条改憲に対する姿勢を参院選の候補者選択の際に考えるという動きは、ブロガーの間でも広がっている。
○反戦な家作りhttp://sensouhantai.blog25.fc2.com/
○エクソダス2000
http://exodus.exblog.jp/5945521/
○平和への結集ブログ
http://kaze.fm/wordpress/
そうしたブログは候補者のホームページや過去の言動から候補者の憲法に対する考え方を推測している。
有権者が憲法に対する姿勢を知りたがっている状況の中、アンケートに回答を留保する態度自体が、開かれた政治や説明責任の観点からみてどうなのだろうか。