憲法と平和2008 「平権懇」連続学習会
第4回 裁判員制度を考える
講師 西野喜一(新潟大学法科大学院教授)
日時 9月6日(土)14時~16時
会場 毎日ホール(地下鉄東西線竹橋駅に接続、パレスサイドビル地下1階)
参加費 500円(どなたでも参加いただけます)
主催 平和に生きる権利の確立をめざす懇談会
一般国民を刑事裁判に参加させる裁判員制度の実施が近づき、さまざまな疑問が生まれている。冤罪が続発するような現在の刑事司法がこれで改善されるのか。延々と長期にわたる裁判が合理的に進行するようになるのか。一般市民に「正しい」判断ができるだけの材料がきちんと提供されるのか。死刑を宣告しなければならないような立場に立ちたくないとすれば、どのようにすれば拒否できるのか。──西野先生に聞いてみよう。
西野喜一(にしの きいち)
1949年福井市生まれ。東京大学法学部卒業、ミシガン大学ロースクール修士課程修了。名古屋大学法学博士。東京地方裁判所判事補、新潟地方裁判所判事などを経て現職。著書に、『裁判の過程』(判例タイムズ社、1996年)、『法律文献学入門 法令・判例・文献の調べ方』(成文堂、2002年)、『司法過程と裁判批判論』(悠々社、2005年)などがある。いずれも専門書だが、2007年に講談社新書として一般向けに『裁判員制度の正体』を刊行。