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3月14日、東京・駒込の「どぅたっち」で開かれた、レーバーネットの総会と東海林智毎日新聞記者の特別講演に参加しました。
「報道入門~何をどう書くか」というタイトルはレイバーネット共同代表の松原明さんから出されたもので、「こっちが聞きたいぐらいです」と言いながら、東海林さんは話を始めました。 簡潔なレジュメは、項目だけ書いてありました。最後の2つは、「生きた言葉を」「暗闇を照らそう」。 ある闘う労組の活動家(講演では組合名は実名でした)に東海林さんが5回にわたってインタビューし、記事を書いたそうです。けれどもどうも今一つ、その人がなぜ、辛く厳しい道を選んだのかつかみきれないもどかしさがあったといいます。最後のインタビューで、「好きな歌はなんですか」と東海林さんは尋ねたそうです。 その人は沖縄の出身で、返還前に沖縄から本土へ来て大学を出て就職した。自分は「じんじん」という歌が好きだと彼は語った。「じんじん」というのは、こちらでいえば「ほー、ほー、蛍こい」というような童謡。その答を聞いたときに東海林さんは、その人が理解できたと感じた。この人は闇を照らす蛍のような生き方を求めていたのだろう…。 東海林さんは、話を聞くときには当事者にシンパシーを持つことが大切で、それは相手にも伝わり、多くのことを話してくれるといいます。 また労働争議などの取材経験などを例に、市民運動などの人は遠慮があるせいか記者会見が終わった後、個別に当事者に話を聞きに行くなど追加取材を殆どしないが、是非、追加取材をしてほしいとアドバイスしました。取材対象も会見の場では言えなくても1対1であれば話せることもあるといいます。 取材の心構えとして、写真やビデオなど映像の場合は、一歩踏み込んで、なるべく近くで撮影するのが基本と強調しました。 記事は逆三角形で書け、と言われます。新聞では重要なことは最初に書き、後ろにいくほど重要度は下がる。記事を整理する場合は後ろから切っていきます。東海林さんは、市民運動などの集会報告は進行の順にしたがって書かれているものが多いが、自分が一番大事だと思ったことを最初に書くようにするほうが、多くの人に伝わるということも指摘しました。 インターネットは新聞紙面のように分量の制約はないのですが、ネットに掲載された集会の報告記事も、閲覧者は最初の方だけ読んで他のサイトへ移動してしまうことも考えられますから、新聞記事のノウハウは他にも通用するでしょう。 東海林さんは、集会を順序をおって書くのは「報告」であって、「報道」は書き手が何が重要なのかを判断してそこを強調するもの、といいます。その集会に注目して取材すること自体がすでに主観なので、「客観報道」というのはあり得ないというのが東海林さんの意見です。 そしてメモを見たりやICレコーダーを文字に起こして記事をまとめる記者が多くなったが、メモや録音は細部を確認するためであって、記事はメモなどに頼らないで書くのが本来。記憶に残らないような集会ならば、それはそもそも書く価値がないとまで言います。 このブログの記事も、メモを一切取らないで、レジュメだけ見て書いてみました。 質疑応答も興味深い話が多かったのですが、それは別の機会に譲ります。 Moreに講演レジュメを打ちこんでおきます。 レイバーネット 「じんじん」の歌詞はここで読めます。 どぅたっち ●講演「報道入門 ~何をどう書くか」 2010/3/14 毎日新聞 東海林智 1. 広く伝えるために 関心のある人のための記事 興味を持たれる記事 報告と報道 2. 集会や争議の記事を例に 現場取材 追加取材 メモ、ICレコーダー 写真・映像 3. 何を伝えるか 当事者へのシンパシー 現場が全て 活きた言葉を 暗闇を照らそう
by ywatari4
| 2010-03-15 16:38
| 集会などの報告
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