12日に完成上映会にいったビデオプレス制作のドキュメンタリーをJCJ機関紙5月号で取り上げます。
機関紙では見出しをつけてありますが、映画タイトルだけあげて、本文を掲載します。
「死んどるヒマはない―益永スミコ86歳」
「君が代不起立」などのドキュメンタリーを制作してきたビデオプレスの松原明と佐々木有美は、国会前の教育基本法改悪反対行動で益永スミコと出会う。益永は1923年生まれ。長く助産師として働き、街頭に立ち一人で死刑廃止や改憲反対などを訴えてきた。
作品は益永の故郷・大分を始め、初めて労組を結成した当時の仲間などを取材、その半生をたどる。
益永は自らが軍国少女として兵士を送りだしたことに常に向き合い、反戦平和運動に関わってきた。子どもを育て、労働者として自覚し、日本国憲法の精神を、外在的な理念ではなく自分の血肉として生きてきた。
益永にとってベトナム戦争の被害者も、三菱重工爆破事件被告の死刑囚片岡利明も、誰かの問題ではなく自分の問題。
片岡との養子縁組も、自分に何ができるかと考えての決断だ。
「日本人は天皇の赤子」と教え込まれた軍国教育を、多くの人はこれまで「軍国主義が国民をだました」で済ませてきた。人によっては「時代の空気に流された」と日本人の同調性を論評してきた。
しかし益永は「自分が無知だった」ことを根底におき、自らの戦争責任を引き受ける。そこから出発して、日の丸・君が代強制や裁判員制度に反対し、街頭で訴え署名を集める。
健康の秘訣は「喧嘩すること、従わないこと」という益永は、「従わないためには自分で考えなければ」と語る。 国家総動員体制の怖さを体験した益永は、誰からも動員されない活動家として闘い続けている。
DVD定価4500円
問合せ ビデオプレス 03-3530-8588 保坂義久
ビデオプレス