一昨日の土曜日。6月12日に明治大学リバティータワー1114教室で開かれたアジア記者クラブ6月例会、 海兵隊抑止力とは何か~普天間の行方~ にちょっと遅れて参加しました。 会場はほぼ満席でしたが空いている席はありました。
沖縄タイムス社論説委員の屋良朝博さんの話です。
印象に残った点だけ書きとめておきます。記憶で書きますので性格ではありません。
この1月~4月、普天間基地にはヘリコプターが4機しかいなかったそうです。アフガンでの作戦行動に出払っている他、海兵隊の訓練は、オーストラリア、タイ、韓国、グアムなどをローテーションンしているのだそうです。最近ではモンゴルで地上戦の訓練をしているのだそうです。アフガンの岩山での戦闘の訓練だそうです。 沖縄はいつも留守になっているのですね。
沖縄に海兵隊がいるから日本周辺の有事に即応ができるというのは、後からの理由づけのようです。大規模な軍事行動のためには米本土から来援しますし、その受け入れ先は自衛隊基地でいい。有事法制が整備されていますから、日本の民間空港も使える。
ヨーロッパの米軍基地と日本の差も、映像で明白に示されました。イタリアやドイツでの米軍飛行場の周囲には、民家はありません。イタリアなどは国の主権に重きを置き、米軍関係者が管制業務をしている飛行場でも、イタリアの管制官がいて、着陸した飛行場の誘導にあたっているといいます。航空管制権は保持しているという象徴になっているのだそうです。
ただ、犯罪処罰では、日本もヨーロッパの国も、アメリカとの地位協定には日本との差はあまりないそうです。もともと日米地位協定はNATO諸国との協定をもとに作られたといいます。
海兵隊は、災害復旧などの民生援助をしている。これは海兵隊のホームページで見ることがでいるそうです。医療や災害復旧などの援助を、海兵隊は「テロとの戦い」の一環として位置付けているようです。飢餓や貧困がテロリズムの温床だという理解は、アメリカや米軍にもあるのですね。
もっともポイントだと思ったのは、屋良さんがいろいろなこと、海兵隊が日本本土、岐阜の各務原や北富士から沖縄に移ったことも。グアムに移転することもふくめ、その理由は軍事的合理性ではなく、政治の判断だと語った点でした。日本では、きちんと検討されずに「抑止力」という言葉が使われて、政治のほうが振り回されています。というより、海兵隊をどうしても日本に置いておきたいというのが政治の判断なのでしょうか。
講演録は、次に出る
アジア記者クラブの会報に掲載されるそうです。