JCJ機関紙「ジャーナリスト」2010年11月号から転載します。
「報道の批評精神」テーマに
「12・8集会」、中馬氏が講演
二度と戦争を許さない決意を新たにする「市民とジャーナリストを結ぶJCJ・12月集会」のテーマが「安保・沖縄・東アジア------報道の批評精神はどこへ」と決まった。
尖閣諸島をめぐる日中対立や、北方領土への大統領訪問による日露関係の悪化など東アジア情勢は変動している。その中で、武力によらない平和な社会構築へ向けて、新聞・テレビは報道の責任を果たしているか。旺盛な批評精神を発揮しているか。12月集会はその問題を解き明かす場になる。
講師の中馬清福・信濃毎日新聞社主筆(元朝日新聞社専務・編集担当)は信毎紙の一面に「考」と題するコラムを定期に執筆。その活動は地元・長野でも高く評価されている。中馬氏は次のメッセージを12月集会に寄せた。
「いまの私を支えてくれているのは、大メディアの先輩・同僚・後輩の声ではなく、地方の『これで大丈夫か』という非インテリたる庶民の〝うめき声〟 です。彼らは、米国の裏情報も、日本政府の本音も、ましてや大メディア内で何が起こっているかも知りません。でも、何かおかしい、ということだけは分かっています。これは、しかし、両刃の剣でもあります。放置しておくと、米国屈服主義者を生むか、国粋主義者を生むか、とても危ない状態だと私は思います」
12月集会は雑誌「週刊金曜日」からも協賛を得て、発行人の北村肇氏から協賛メッセージが届いた。北村氏は新聞・テレビの重要性を強調しつつも、安保・沖縄・日米関係をめぐる報道では「時に、プロパガンダに走った記事もあります」と「劣化」を超えた現状を批判。ジャーナリズムの覚醒を訴えている。
《JCJ・12月集会》
★日時=12月8日(水)午後6時半から9時
★会場=自動車会館(東京都千代田区九段南4-8-13)JR市ヶ谷駅近く
★講師=中馬清福・信濃毎日新聞社主筆、コーディネーターに桂敬一・元東大教授
★参加費=1000円(学生500円)