JCJ機関紙9月号掲載の記事です。
「国家と犠牲」を考える
9月30日に学習会
高橋哲哉氏の講演を軸に
「国家と犠牲―福島原発事故を考える」―JCJなどマスコミ4団体は30日、東京・文京区民センターで、高橋哲哉氏(東大教授・哲学者)の講演を軸に学習会を開催する。
講師の高橋教授は、福島出身(県立福島高校卒)で「原発事故は本当に他人事とは思えず、大きな衝撃を受けた」と話す。雑誌「世界」8月号の作家・高史明氏との対談「日本のありようがまるごと問われている」の中で、「原発の末端で働く被曝労働者、絶対安全といいながら地方にだけ原発立地を押し付けてきた戦後日本社会の『犠牲のシステム』が今回露呈したのだと思います」と発言している。
今回の講演では、さらに原発事故と通底する「靖国問題」「戦争責任」を含めた日本近現代史の根本問題にも言及する。高橋教授講演のほか、「生活・営業基盤の回復」「二重ローン問題」など被災者救済に携わる法律家の現状報告も行う。
今回の学習会は、6月17日に同じくマスコミ4団体(JCJ、MIC、マスコミ関連九条の会連絡会、自由法曹団)共催で行ったシンポジウム「東日本大震災 生活再建と復興をどうする」に次ぐ取り組み。
JCJは、「3・11」以降、緊急連続講演会、緊急出版をはじめ積極果敢に問題に取り組んできた。その中で、「3・11」の持つ問題の大きさ、重み、広さを痛感、今後も各分野の専門家との協力をいっそう広げ、会員、読者、市民と情報の共有、行動への足がかりとなる場を提供していきたい。
9月30日(金)午後6時半~、会場「文京区民センター2A会議室」は、地下鉄「後楽園」「春日」ないしJR「水道橋」下車。資料代500円。問い合わせは事務局へ。 (阿部裕)