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機関紙「ジャーナリスト」2011年9月号から転載します。
故ブライアン・ホ―にならい 「表現の自由」を守るため リスクがあっても取材 今年6月に亡くなったブライアン・ホー氏は、2001年から米・英のアフガン・イラク戦争に反対して国会前で反戦活動を続けた。「罪のない子どもたちを殺すな」というブライアンのシンプルな訴えは、いま、「福島の子どもを被曝させるな」という反原発デモの盛り上がりに通じる。ブライアンの活動を取材しドキュメンタリーを制作した早川由美子氏に、ドキュメンタリー映画監督としての歩みを聞く。 ――ドキュメンタリー映画監督になったきっかけは? 2006年、野宿者が寝ないように行政がベンチに仕切りを作っていることを記事にして、オーマイニュースに投稿しました。その記事が「大炎上」しました。ホームレスなど排除するのが当然だといったコメントが殺到したのです。そのことが注目されて、TBSの「ニュース23」の取材を受け、3,4分のコーナーになりました。そのオンエアを見て、映像で多くのことが伝えられることを実感しました。私がホームレスの人を公園で取材しているシーンでは、ホームレスの人のたたずまいが描けている。映像のすごさを実感してビデオカメラを買いました。 TBSの取材を受ける前から、ジャーナリズムの勉強を本格的にしようと思っていました。 そこで、ロンドン・スクール・オブ・ジャーナリズムという学校に留学しました。 「あなた達は、取材源を守るために牢屋に入る覚悟でいてください」という入学式での校長の言葉に「えっ!」と思いました。 ジャーナリズム 学校に通って ――学校ではどんな勉強をするのですか。 とても実践的です。実際の首相のスピーチを渡されて、全国紙、地方紙、タブロイド紙、それぞれに向くような原稿を書く。タブロイド紙はスキャンダルが興味の中心ですし、地方紙は、身近な生活の視点で書く。全国紙向けの記事の書き方もあります。 ラジオの原稿も書かされます。ラジオでは複雑な文法は使わないなどのコツがあります。 ニュースが足りない場合でも、紙面を埋めなければなりませんね。「2時間あげますから、外へ出てインタビューして、それをもとに記事を書いてください」という課題も出ます でも、授業の3分の1は法律に関することです。性犯罪の記事ではどこまで報道していいのか、など法律や過去の判例を学びます。 フリーランスを前提とした学校ということもあり、「あなた方を守ってくれるのは会社ではなく法律です」と言われました。 その一方で、法律でも表現の自由を侵害する場合には、あえて法を侵してでも表現の自由を守りなさいと言われました。 実際にイギリスのジャーナリストがどこまでそうした姿勢を貫けているのかは疑問ですが、先生たちはあるべきジャーナリズムを教えようとしていました。ジャーナリズムは学校で学びきれるものではありませんが、その学校で学んだことはとても良かったと思います。 ――ロンドンでブライアンに出会ったわけですね。 イギリスの国会議事堂前にある広場、パーラメントスクエアは、よくデモの集合場所や解散場所になります。でもそこに泊り込んで反戦活動をしたのは、ブライアンが初めてといわれています。抗議活動は危険を伴い、元軍人に殴られるなどして、彼は3回も鼻の骨を折られている。 最初はただ面白い人と思って撮影しましたが、2、3カ月通っているうちに、興味本位でなく覚悟を決めて彼の行動を映画にしようと思いました。 イギリスでも表現の自由は危くなっています。ブライアンは36台のカメラで24時間監視され、国会の周囲1キロ圏内で抗議活動をする場合は、警察の許可が必要という法律が、彼を排除するためにつくられました。 最初は彼を取り上げたマスメディアも、報道しなくなりました。 私が彼の行動を伝えようと思いました。 イギリスと日本 抗議の姿勢に差 ――イギリスのデモは激しいのですか。 そもそも規模が大きく、10万人のデモは普通です。近頃では警察はデモ隊を一か所に集めて規制しようとする。長時間帰るにも帰れず怒りが溜まる。階級社会で、普段から閉塞感があります。イギリスではデモの混乱で店が壊されるなど普通のことです。 警備も厳しく、ドーベルマン犬が放たれ、騎馬隊が出動して威圧します。20人、30人の逮捕者が出ることはよくあります。ただ翌日には釈放されます。 1年半ぶりに日本に帰ってきたときは、人々の顔に精気が無いと感じました。 イギリスではよくも悪くも人々にエネルギーがあります。 政治のあり方はイギリスも日本もそう変わらないと思いますが、日本では政治への抗議の姿勢が薄い。外から日本を見ると「ここで怒らないでいつ怒るのか」と思えるでしょう。 またイギリスでは、芸能人が政治的な発言をするのは当たり前です。若者は新聞など読みませんが、ミュージシャンや俳優の影響力は大きい。日本では芸能人が社会問題で発言することは殆どないでしょう。 ――そうした現状を変えるには市民のメディアが重要でしょう。 今はデジカメでも動画が撮れる。ツールが増えて可能性は高まっています。Youtubeなど動画投稿サイトもあります。 ただ市民メディアも見やすい作品に仕上げるための技術は必要です。 2作目の「さよならUR」では、見る人が見やすい工夫を心がけました。 URの理事長に 自宅前直撃取材 ――旧住宅公団を扱った作品ですね。 日野市にある高幡台団地73号棟の取り壊し問題を取材しました。 URは赤字削減のため資産を売却しようとし、入居者の募集をやめている。東京の団地でも櫛の歯が抜けたようになり、街がさびれている。高度成長期を過ぎた日本の姿がそのまま投影されています。 住宅の空室率は14%といわれますが、住宅に困っている人に安価な住宅が供給されているわけではありません。 国家的な政策で公団住宅が取り壊されようとし、入居者が追い出される。 URに取材を申し込みましたが、フリーランスでは応じてくれません。 そこでURの本社前、理事長の自宅前で待ち受けて、直撃取材しました。 無許可で取材するのですから、訴えられる危険性があるかもしれません。でも上関、東村高江で住民が国に訴えられるなど、言論・表現の自由が制限されてきている現状で、リスクがあっても取材・表現しなければならないと思いました。 直撃取材では、ジャーナリストの寺澤有さんや週刊誌の記者の方にいろいろ教えていただきました。 聞き手 保坂義久 写真 柴本政江 プロフィール 早川由美子 (はやかわゆみこ) 2007年、渡英。London School of Journalismでジャーナリズムを学ぶ。 2009年、「ブライアンと仲間たち パーラメント・スクエアSW1」で日本ジャーナリスト会議・黒田清JCJ新人賞受賞。2011年、「さようならUR」制作、公開。 公式サイト
by ywatari4
| 2011-11-18 10:22
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