Daily-JCJ 7月14日付の記事にリンクを貼ります
意見広告「日本国憲法を改悪する人に、私の一票は預けません」「今度の参院選は、憲法9条と96条を変えない人に、私の一票を入れる」――掲載実現と反響の大きさに手ごたえ=関千枝子
◆ 九条の会ヒロシマの広告に呼応
参議院選挙公示直前の6月29日、朝日新聞朝刊(全国版)に「日本国憲法を改悪する人に私の一票は預けません」という1ページ大の意見広告が掲載された。同じ日、中国新聞朝刊と、東京新聞夕刊に「今度の参院選は、憲法9条と96条を変えない人に、私の一票を入れる」という意見広告が掲載された。
憲法についての意見広告は今までにもあるが、これほどはっきり投票態度への意思を示した広告はかつてないことだと思う。私(関千枝子)は、朝日の広告の主催団体の「代表」である。この意見広告が成就したこと、その反響の大きさに、戦後レジームからの脱却を言う安倍氏にささやかでも異議申し立てができたと思っている。
「今度の参院選は…」の広告は「第九条の会ヒロシマ」が行ったものである。同会は毎年8月6日に憲法と核廃絶の意見広告を行っている。同会は今春、「今年は8・6だけでなく参院選の直前に広告を出したい」と計画を発表した。私も今回の参院選の大切さを思うにつけても何とか抵抗を、と思っていた。
参院選の公示直前に、改憲派に票を入れない意見広告を出すとは凄い! もちろん私はすぐにヒロシマに「賛同」の返事を出したが、この意見広告を全国規模でできないものか、と考えた。私は、私の関係している団体で提案してみたが、賛成してくれる人はいなかった。意見広告は金がかかる(朝日新聞全国版に広告を出すと1000万円かかる、というのが常識だ)、手間がかかり大変、そして今どき新聞を見る人などいない……etc.。
(以下略)