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JCJ賞贈賞式の寸評の続きです。
『生きさせろ!/難民化する若者たち』で受賞した雨宮処凜(あまみや かりん)さんへのプレゼンター、伊藤洋子JCJ賞選考委員のスピーチの要約です。 今年のJCJ賞は世の中を反映して一つの特徴があった。格差社会と言われているジャンルのもので、予備審査で10作品は下らなかった。最終審査だけでも4、5作品はある。それぞれ大変丁寧に取材がされていたし行き届いた内容だった。 その中から私たちは雨宮さんの『生きさせろ』という作品を選びました。私流に解釈すると、まず非常に綿密に取材されていた。取材対象者と同じ目線に立って心が通っていた。ご自分の体験、弟さんの体験などを合わせて、非取材者を描写されていて、ただ単に寄り添うだけではなく、そのことを通じていろいろな意味で社会を告発していた。 拝読してずいぶんたくさんのことを学んだ。雨宮さんは何度か言う。「働かざるもの食うべからず」という時代はとっくに終わった。働いたって食べられないじゃないか、と言っている。100万ちょっとの年収の中でどう生きたらいいのか。しかも十数時間働かされて疲れるだけ。福祉事務所へ行く時間もない。電車賃すらこと欠くという人々に対し、それをフリーターと呼ぶのか非正規雇用と呼ぶのかいろいろあるが、それは本人が望んだのではなくそうさせられた。社会はそういう働き方の人たちを「あんなだらしがない」というけれど、3人に1人がそういう状態になっているということを、雨宮さんはこの『生きさせろ』の中で描いている。 たくさんの非正規雇用の人が時間もなくお金もなく、働いてぼろくずのようになってただ寝るだけ。そのことを、「お前の責任だ」と自己責任のごとく言われて、自ら自己責任という理解をしている。そうすると、「とても過酷な時代を生きた人もいたんだ」「とんでもない社会に生きている人たちもいるんだ。自分のほうがまだまし」という理解のもとに、愛国的な方向に走ったり、靖国にいって癒しを得ることがある、と雨宮さんは言われている。 非正規雇用の人は生涯で5200万ぐらいの収入だという。この会場には、その生涯で稼ぐ分を2、3年で賃金で得られる方もいらっしゃると思う。そういう勝ち組の人がそこのとこにどう思いをはせるかということが、九条を闘うことでも大きな意味があるだろうと思います。 雨宮さんは「我々は反撃を開始する。若者を低賃金で使い捨て、それによって利益をえながら若者をバッシングする全てのものに対して。我々は反撃する。「自己責任」の名のもとに人々を追いやる言説に対して。我々は反撃する。経済至上主義、市場原理主義のもと、自己に投資し能力開発し、生存競争に勝ち抜いてやっと生き残る程度の自由しか与えられないことに対して」 というふうに書き出しでいっている。 そして最後に言います。「このテーマでわたしは、この社会が変わるまで取材し執筆し運動していくことを本書は宣言する」と、日本社会に対して宣戦布告しています。 この会場で聞いてくださった方、雨宮さんと接してくださった方、『生きさせろ』をあらためて読んでくださった方は、この宣言を受け止めていただけたらと思う。
by ywatari4
| 2007-08-18 12:17
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