機関紙「ジャーナリスト」10月号から伊勢崎賢治さんの発言です。
(前略)
協力顕在化で懸念される被害
これまで日本がOEFに関与していることをアフガン社会は知らなかった。タリバンも知らなかっただろう。先進国の人道援助要員に軒並み犠牲者が出ているが、日本人には犠牲が出ていない。
現在は違う。首相辞任の騒ぎで日本のOEFへの関与は知れわたった。
このまま自衛隊の活動が継続ということになれば、日本は自らテロのターゲットにしてくださいと宣伝しているようなものだ。
もともと2002年の第一回東京アフガン復興会後、日本のNGOは国策としてアフガンに送られ日本の顔となってきた。
OEFではテロリストを殺すためにピンポイント爆撃している。当然、周囲の一般人にも被害が出る。アフガン人はタリバンを追い出してくれるということで我慢していた。しかし被害が多くなってOEFに対する反感が強まっている。民間人に犠牲を出さぬよう今年になってカルザイ大統領が声明を出したほどだ。
01から07年までのアフガンでの自爆テロの犯人像を国連が調査した。
その結果はイラクのテロと大きく異なる。犯人は外国から出入りするテロリストとの関係が薄い。テロリストの移動を阻むためという海上封鎖の意味も再検討が必要だろう。
(後略)