機関紙ジャーナリスト07年12月号の「
防衛省の秘密主義に迫れ 調達実績など公開が原則」という記事の取材で、軍事ジャーナリストの神浦元彰氏に話をうかがったことがあります。
その時に神浦氏は、石破氏の評価は自衛隊内部で高いとはいえない趣意の発言をしていました。記事にすることは差し支えないと神浦氏は言っていましたが、テーマと疎遠なので原稿をまとめる時には書きませんでした。
最近、イージス艦衝突事故の対応で石破防衛相への批判が高まっています。
神浦氏のサイトにも関連した記事があるので紹介します。
「虚偽疑惑ショック 石破防衛相 窮地 与党からも辞任論」 (読売 2月28日 朝刊)へのコメント、から
>新テロ特措法の国会審議でも、石破氏の答弁には首を傾けることが多かった。石破氏は制服(自衛官)のアドバイスを受けていないと推測できた。答弁の論理に一貫性がなく、単に思いつきで発言していると思ったからだ。困ったのは一般の人が石破氏を軍事の専門家と信じてしまったことだ。少なくとも各幕(陸、海、空、統幕)の制服組では、石破氏の軍事知識の評価は極めて低かった。
おなじページの 「毎日 3月1日 朝刊」記事、民主党の前原氏が「あたご乗員に飲酒していた疑惑がある」と国会質問した記事へのコメントの末尾に、神浦氏は
※ 私は政治家や企業人を含め、個人の性格や素質など、このHPやメディアで批判や悪口を言わないと決めてきました。その自らの決まりを今回の衝突事件で破りました。やはり冷静に考えますと、一方的な批判や悪口は避けるべきと考えます。しかし今回だけは特例として掲載し、明日からは自らの決まりに従いたいと考えました。
と記しています。
全く軍事知識のない当ブログが、神浦氏の驥尾に付して石破氏の軍事知識や適性を論じる妥当性はありません。
ただ、マスコミ報道などでは兵器の知識などをもって石破氏を軍事問題に明るいと評価する傾向があるように思います。そうした皮相なメディアのありようは、報道をミスリードするのではないでしょうか。
神浦氏は 「要は、政治家は軍事知識は高度でなくとも、制服や内局を活用する高度(崇高)な「政治理念」を持つことである。それがなくて、防衛利権にしか目が向いていないから、制服や内局から舐められるのである」として、政治家の姿勢を批判しています。
しかし、マスコミによる政治家批判は政局がらみの進退論に終始します。
神浦氏のあたご衝突事故の見方は、「
所長挨拶」(3月分)に掲載中。