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文化の窓」に、「映画の鏡」担当の木寺清美さんが『靖国』上映中止問題について、記事を寄せています。『靖国』の映画評は機関紙4月号「映画の鏡」に掲載します。
「文化の窓」から抜粋。
在日中国人監督が撮った『靖国』
国会議員が横槍 上映辞退の劇場も
事実上の表現の自由の制限に怒り
「反日映画に補助金」議員が問題視
在日19年の中国人監督リ・イン(李纓)氏が作った記録映画『靖国』の公開を、4月12日から予定していた5映画館(東京4、大阪1)が、右翼などの「嫌がらせ」を恐れて上映を辞退し、“表現の自由”との関わりの中で、大きな問題となっている。 問題のきっかけは、映画の中身を「反日的」と決めつけた一部週刊誌が、そのような映画に、文化庁が指導する、政府出資の独立行政法人「芸術文化振興基金」から、製作費の一部750万円の助成金が出ているのはおかしいと報道し、これを知った、自民党の「伝統と創造の会」の会長を務める稲田朋美衆院議員が、文化庁を通じて試写会を要求したことに始まる。
(以下略)