「ジャーナリスト」08年7月号から、埼玉新聞の近田洋一ささんの追悼記事を再掲します。
平和と人権で論陣
近田洋一氏死去
84年度JCJ賞奨励賞受賞者で、琉球新報と埼玉新聞で計33年間、記者や社会部長、取締役編集委員室長などを務めたジャーナリストの近田洋一(ちかだよういち)氏が6月6日、埼玉県川口市の自宅で心臓発作により死去した。沖縄県石川市出身。69歳。
常に民衆と弱者の側に立ち、平和、人権、沖縄を中心とした報道の先頭に。アフガニスタン空爆、イラク攻撃前には埼玉新聞紙上で、平和的な解決を主張する論陣を展開。晩年は沖縄・辺野古をテーマにした絵画で米軍基地化反対を訴えた。
7月13日夕、さいたま市内で故人を「しのぶ会」が開かれ、200人を超える友人や記者仲間が近田氏をしのんだ。